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自分を優先すると、わがままになる?周りを大切にしながら自分の気持ちも尊重する考え方

互いの希望を大切にしながら、自分の鉢も持って歩く二人
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自分のやりたいことよりも、周りの人の都合を優先してしまう。

本当は違う意見を持っていても、その場の空気を壊したくなくて、つい相手に合わせてしまう。

そんなことはありませんか。

たとえば、友人から誘われたとき。本当は家でゆっくり過ごしたいのに、断ったらがっかりさせてしまうかもしれないと思って、予定を合わせる。

仕事でも、自分の希望を伝えようとした瞬間に、「周りに負担をかけるかもしれない」と考えて、何も言えなくなる。

相手に合わせることが嫌なわけではありません。人間関係を大切にしたい気持ちもあります。

ただ、いつも自分の希望を取り下げていると、だんだん何がしたいのか、自分でも分からなくなってしまうことがあります。

自分を大切にすることは、周りの人を大切にしなくなることなのでしょうか。

目次

自分の希望を持つだけで、申し訳なく感じてしまう

自分の好きなものを選ぶことにも遠慮を感じる女性

自分の気持ちを優先しようとすると、まだ何もしていないのに、申し訳なさを感じることがあります。

「私だけ好きなことをしていいのかな」
「これを言ったら、相手は困るかもしれない」
「自分のことばかり考えていると思われないかな」

そんな思いが浮かんで、自分の希望を伝える前に諦めてしまうのです。

もちろん、周りへの配慮は大切です。

誰かと一緒に過ごしたり、仕事を進めたりするときには、お互いの事情を考える必要があります。

けれども、相手のことを考えるあまり、自分の希望があること自体を、よくないことのように感じてしまうなら、少し苦しくなってしまいます。

  • 本当は休みたいと思うこと。
  • 行きたくないと思うこと。
  • 自分はこうしたいと思うこと。

そうした気持ちは、誰かを困らせるために生まれてくるわけではありません。

気持ちを持つことと、その気持ちのままに行動することは別です。

自分の希望に気づいたからといって、必ずその通りにしなければならないわけでもありません。

まずは「私はこう思っているんだ」と、自分の中で認めるだけでもいいのです。

ぽとり

誰にも言っていないのに「こんなこと思っちゃだめかな」って、自分の気持ちにまで遠慮しちゃうことがあるよね。思うだけなら、まだ誰も困らせていないんだよ。

相手に合わせることと、協力することは違う

二人の希望を並べて、一緒に予定を考える様子

人間関係では、相手に合わせることが必要な場面もあります。

ただ、いつも相手の意見を優先することだけが、良い関係をつくる方法とは限りません。

ここで考えてみたいのが、「同調」と「協調」の違いです。

同調は、相手や周囲の意見に合わせることです。

一方、協調は、自分と相手の考えが違っていても、お互いの事情を踏まえて、一緒に折り合いを探すことです。

たとえば、友人と休日の予定を決める場面を考えてみます。

友人は遠出をしたいけれど、自分は最近疲れていて、近場でゆっくり過ごしたい。

そんなとき、何も言わずに友人の希望に合わせることも、一つの選択です。

でも、「今日はあまり遠くまで行く元気がなくて、近場だとうれしいな」と伝えてみることもできます。

そのうえで、お互いが楽しめる場所を探したり、予定を別の日にしたりすることもできるでしょう。

もちろん、希望が一致しないこともあります。どちらかが譲らなければならない場面もあるかもしれません。

それでも、自分の希望を伝えたからといって、相手の希望を否定したことにはなりません。

相手の気持ちを尊重するように、自分の気持ちも話し合いの中に置いていいのです。

ただ相手に合わせるのではなく、お互いの希望を知ったうえで考える。

それも、人を大切にする方法の一つです。

「迷惑をかけるかもしれない」と「実際に迷惑をかける」は違う

希望を伝え、必要な予定の調整を相談する二人

自分の希望を伝えようとするとき、「迷惑をかけるかもしれない」という不安が先に浮かぶことがあります。

でも、その不安があるからといって、実際に誰かが困ると決まったわけではありません。

たとえば、職場で休みの希望を伝えたいとき。

「忙しい時期だから、嫌な顔をされるかもしれない」
「自分が休んだら、周りの負担が増えるかもしれない」

そう考えて、相談することさえためらってしまう人もいるでしょう。

実際に、休むことで仕事の調整が必要になる場合はあります。

すでに引き受けた仕事や約束があるなら、その影響を考えることも大切です。

ただ、それは休みたいと思うこと自体が悪いという意味ではありません。

休みたいという希望を持つことと、その希望を実現するために必要な調整は、分けて考えられます。

事前に相談したり、仕事の進め方を見直したり、難しい場合は別の日を検討したりすることもできます。

大切なのは、誰にも一切影響を与えないことではなく、実際にどんな影響があるのかを考えることです。

自分の希望を伝えたことで、相手が少し残念に思うこともあるかもしれません。

けれども、相手が残念に思うことと、自分が相手に不当な負担をかけたことは、必ずしも同じではありません。

反対に、自分の行動によって相手に具体的な負担が生じたなら、そのことに向き合い、必要な調整や埋め合わせを考えることも大切です。

自分の気持ちを尊重することは、そうした責任を手放すことではありません。

ぽとり

「迷惑かも」って思ったとき、本当に誰かが困るのか、それとも嫌われるのが怖いのか、少し分けて考えてみてもいいかもね。答えがすぐに出なくてもいいんだよ。

自分の気持ちを後回しにし続けると、何がしたいのか分からなくなる

周囲に合わせる前に、自分が飲みたいものを確かめる手元

周りに合わせることが当たり前になっていると、自分の希望を聞かれても、すぐには答えられないことがあります。

  • 「何が食べたい?」
  • 「休みの日は何をしたい?」
  • 「あなたはどう思う?」

そんな何気ない質問にも、「何でもいいよ」「そっちに合わせるよ」と答えてしまう。

本当にどちらでもいいこともあるでしょう。

でも、相手がどう思うかを先に考える習慣が続いていると、自分の希望が浮かぶ前に、相手にとって都合のよさそうな答えを探してしまうことがあります。

自分の気持ちがないわけではありません。

ただ、その気持ちに目を向ける機会が少なくなっているのかもしれません。

「これがいい」と思っても、すぐに「でも、迷惑かな」と打ち消してしまう。

「本当は嫌だな」と感じても、「これくらい我慢しないと」と考えてしまう。

そうして何度も自分の希望を取り下げているうちに、何を選べば自分が心地よいのか、分かりにくくなってしまうことがあります。

だからこそ、すぐに行動を変えようとする前に、自分の気持ちを確かめる時間があってもいいのだと思います。

たとえば、誰かに「どこでもいいよ」と答える前に、ほんの少しだけ、自分はどこに行きたいのかを考えてみる。

結局、相手の希望に合わせることになっても構いません。

自分の希望を知ったうえで相手に合わせることと、最初から自分の希望をなかったことにすることは違います。

自分の気持ちが分かったからといって、毎回それを優先する必要もありません。

ただ、自分の中にも希望があることを、忘れずにいたいものです。

自分を大切にすることと、人を大切にすることは両立できる

相手と自分の両方がくつろげる場所を整える二人

自分を優先することに罪悪感がある人は、「自分を大切にするか、相手を大切にするか」という二つの選択肢で考えてしまうことがあります。

でも、必ずしもどちらか一方を選ぶ必要はありません。

  • 自分の希望を伝えながら、相手の事情にも耳を傾ける。
  • 自分には難しいことがあっても、相手が困らない方法を一緒に考える。
  • 今回は相手に合わせるけれど、次の機会には自分の希望も伝えてみる。

そんな関わり方もあります。

もちろん、いつもお互いが納得できるとは限りません。

相手と意見が合わなかったり、自分の希望を叶えられなかったりすることもあります。

それでも、希望が通らなかったことと、その希望を持ってはいけなかったことは別です。

また、自分の希望を伝えたことで相手が不機嫌になったとしても、それだけで自分の行動が間違っていたとは言い切れません。

伝え方や状況に問題がなかったかは振り返りつつ、相手にも相手の気持ちがあることを認める。

そのうえで、自分の気持ちまで否定しなくてもいいのです。

人と関わって生きている以上、誰かに助けてもらったり、予定を調整してもらったりすることはあります。

自分が誰かのために予定を変える日もあれば、誰かが自分のために時間を使ってくれる日もあるでしょう。

だからといって、どんな負担でもお互い様として済ませていいわけではありません。

無理をお願いしたときには感謝を伝えたり、必要なときには埋め合わせをしたりすることも大切です。

自分を大切にすることは、自分の希望だけを押し通すことではありません。自分の気持ちも、相手の気持ちと同じように大切なものとして扱うことです。

ぽとり

自分の気持ちを大切にすると、誰かの分が減っちゃうように感じることもあるよね。でも、どちらか一人だけが我慢しなくてもいい方法だって、きっとあるんだと思うよ。

自分の「こうしたい」を、すぐに消さなくてもいい

まだ伝えていない自分の希望を、静かに大切にする女性

自分の希望を優先することに慣れていないと、少し自分の気持ちを考えただけでも、落ち着かなくなることがあるかもしれません。

今まで周りに合わせてきた人にとって、自分の希望を持つことさえ、どこか自分勝手なことのように感じられる場合もあります。

そんなとき、急に自分の意見を主張できるようにならなくても構いません。

まずは、「本当はこうしたかったんだな」と、自分の気持ちに気づくだけでもいいのです。

その希望を叶えるかどうかは、相手の事情や今の状況を考えてから決めても遅くありません。

自分の希望と相手への配慮は、同じ場所にあってもいいものです。

誰かを大切にしたい気持ちも、自分の好きなように過ごしたい気持ちも、どちらも自分の中にあっていい。

そして、相手を優先する日があっても、それを自分で選んだと思えるなら、ただ我慢しているときとは少し違った気持ちになれるかもしれません。

「迷惑をかけたくない」と思う気持ちを、無理になくす必要はありません。

ただ、その気持ちが浮かんだときに、自分の希望まで一緒に消してしまわなくてもいいのです。

誰かのことを考える前に、ほんの少しだけ、自分はどうしたいのかを聞いてみる。

その答えも、これからの選択を考えるための、大切な一つの声なのだと思います。

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